タグ

ブックマーク / pukarix.hatenablog.com (10)

  • United we stand, Divided we fall - 異国見聞私書録

    「残留」の意思表示をしていた多くの人はあまく見ていた。まさか離脱などしないだろう、最後には良識が働くだろうと。でも結果はそうならなかった。英国の出した結論はEUからの離脱であった。 少なくとも筆者の周囲では、「残留」の意思を示す人が圧倒的に多かった。開票結果をリアルタイムで見つめていたが、結果が発表された時、皆が真剣に唖然としていた顔が忘れられない。スコットランドと都市部を除いた、多くの地域では「離脱」が上回った。 地方と都市部でこれほどまでに温度差があったことに驚く。地方は都市部のような恩恵がまわらず、移民による「被害」としての面が根深く認識されていたということだ。これは経済云々の問題だけでなく、移民に対する嫌悪感の面も含まれていることは否めない。自分たちの生活習慣や伝統が移民たちによって破壊されていると認識している人は想像していたよりはるかに多かったのだ。 離脱を支持した人たちは移民を

    United we stand, Divided we fall - 異国見聞私書録
    watto
    watto 2016/06/26
    安易に一般化しちゃいけないんだろうけど、現地報告を読むとやはり「どこの国も似ている」という感想を抱いてしまう。
  • 「社内ルールは法律より重い」という認識について - 異国見聞私書録

    少し前の記事だが、気になったので書き綴っておこうかと思う。 「会議に遅れられない」緊急停車中の電車を降りて線路を歩く! 法律に違反しないの? (弁護士ドットコム) - Yahoo!ニュース この人物が「会議に遅れてしまう」という理由で、当に線路を歩いていたとするなら紛れもない社畜であることは確かだが、それ以上に、法律という社会ルールの上位に「社内ルールを位置づけていた」という認識に驚いてしまう。いつの間にか「社畜無罪」という自分勝手なルールが日に静かにはびこっていたということだろうか。 よく思うのだが、この「社畜無罪」の傾向は昔から日社会にあった。仕事が生活の最優先事項として扱われ、仕事を言い訳にすれば大概のことは許されてしまうというやつだ。身近な例では、待ち合わせにおける遅刻した言い訳として「仕事」を使ったことはないだろうか。 筆者も昔、日にいた頃よくこれを使った。遅刻された相手

    「社内ルールは法律より重い」という認識について - 異国見聞私書録
    watto
    watto 2016/05/05
    「社内ルール>法律」という錯誤を弁護する気は一切ないが、ちょうど田舎の祭を十何年ぶりに見て田舎のしがらみを思い出し、「仕事>ムラの掟」に救われた人間が多かったことが錯誤を強化したのでは、とも。
  • パナマペーパーから見えてくる闇 - 異国見聞私書録

    パナマペーパーが世界を騒がしている。日でもここのところそれなりに話題になっているようだ。 パナマ文書に関するトピックス:朝日新聞デジタル パナマ文書とは?日人&日企業リストの影響と報道しない理由 | 歩叶コラム 2016年04月05日(火)「タックスヘイブンの実態を暴く、パナマペーパーの衝撃」(探究モード) — 荻上チキ・Session-22 — Overcast 富裕層の資産隠しが問題なのは古今東西変わらないことだが、ここまで大きく流出したのは珍しい。違法性はないかもしれないが、これは大きな問題である。何が問題なのかわからない方は上記記事やポッドキャストをぜひ視聴してほしい。 租税回避してきた額が総額でどれだけになるか、はっきりしたことはわからないし、これからもどこまで出てくるのか見えない。日に関連するところでは、上記コラムによれば、ケイマン諸島だけで55兆円と記載されているが、

    パナマペーパーから見えてくる闇 - 異国見聞私書録
    watto
    watto 2016/04/09
    他国の事情はわかりませんが、日本人は怒りの矛先を向ける対象が間違ってるんじゃないかということは、この頃なんだか特によく感じます。
  • 休暇と富の配分について - 異国見聞私書録

    以下の記事に、当ブログとして黙っているわけにはいかない。 マスコミの洗脳。日人は決して働きすぎではない - 名誉社畜ブログ 誤解を恐れずに言うと、米国人の中でもワーカホリックの人は当然存在する。かつて米国で働いていたとき、残業など厭わない人(そもそも「残業」などと思っていない)も確かにいた。だが、筆者が見てきた中では彼らは少数派といっても過言ではないと思う。ほとんどの人は契約の範囲内でしか働き、定時には帰っていく。 基的に偉くなればなるほど、米国では忙しくなる。会社経営者に「残業」という概念はないので、経営者レベルになると多く働くこともあるだろう。それであっても18時には仕事を切り上げ、家族と事をしたあとに残務を片付ける人が多いのではないだろうか。そもそも家族持ちの人は、家で夕飯を一緒にべないと家族に嫌われてしまうのだ。(軍隊などで異国に派遣されている人は除く) 上の記事を書いた人

    休暇と富の配分について - 異国見聞私書録
    watto
    watto 2016/03/01
    まああの記事には、何が「マスコミの洗脳」なのかは本文に一切説明がありませんでしたし(^_^;
  • ブラックへの抵抗の一歩は、まず休むことである - 異国見聞私書録

    この記事を読んで少し考えたことを記載しておきたい。記事の最後にある一文、「私はもう、疲れてしまった」。これにブラックが行う手口が集約されていると思う。 ブラック社畜が労基に行った話 - Rock_ozanari’s diary たぶん、これがブラックな組織が行う最も効果的な人間管理方法なのだと思う。人を極度に疲労させ、考えることも行動させることも嫌にさせる。とにかく目前の仕事のみにフォーカスさせ、自分の体を休めることも含め、ほかのことはすべて瑣末な雑事として扱うよう仕向ける。 日国そのもののブラック化が推進されている状況において、労基署とて例外ではないのだろう。ブラック企業の問題が顕在してくるにしたがって、業務量は大きく増加しているはずだ。その忙しさの中にあって、訴えてくる労働者に一人でも「あきらめていただく」ことは日々の業務量を減らすことに貢献してもらっていることに等しいのではないだろ

    ブラックへの抵抗の一歩は、まず休むことである - 異国見聞私書録
    watto
    watto 2016/02/19
    これは正論つか正しい戦略だと思う。
  • 会議のジレンマ - 異国見聞私書録

    そもそも会議そのものを嫌ってきた筆者だが、最近、仕事で日人しかいない会議に参加するのがつらく感じてしまう自分がいることに気づいた。以前までは、日語での会議は意思疎通がラクだと思っていたが、最近はどうもそうではないらしい。このストレスと違和感はいったいどこからくるのか、少し考えてみた。 会議の論点と直接関係のない参加者が多く出席する 全然知らない、もしくは無関係と思われる部署からの参加者がいる。話の内容がきちんと伝わっているかどうかも不明だ。黙って聞いているならともかく、ちょくちょく趣旨と関係のないことを口出ししてくる人もいるので、会議の方向が少しづつずれていく。 会議の論点がずれていく 上記とも関連するが、重箱のスミをつつくような質問や、目的がよくわからない質問がされたりする。これが繰り返されるうちに当初会議の論点であった事柄からはずれていき、時間だけが無駄に過ぎていく。 会議配布資料

    会議のジレンマ - 異国見聞私書録
    watto
    watto 2015/11/13
    ビジネス。興味深い! こういう記事こそバズってほしい気が(^_^;
  • 民営図書館という「焚書」モデル - 異国見聞私書録

    この記事を見て戦慄が走ったのは筆者だけであろうか。 「図書館モドキ」。こんなものが全国に普及してくればどうなるか想像したことがあっただろうか。来客と収益さえあればいい、という市場原理に従う主旨の図書館において、その来の役割や機能は全くなくなったと筆者は見る。これはカフェや喫茶店の延長線上であり、海老名市は「知の集積場」としての図書館を放棄したと宣言しているに等しい。 これが何を意味するのか。ものごとをネットからだけでなく、深堀しながら「調べる」場所を海老名市は一つ喪失したということだ。図書館は単にを読む場所ではなく、知りたいと思うことの深淵をかいま見る場所だとも思う。この「場」を失くしたということは、知的作業をする人たちの場所を奪うということであり、今後は知識の表層のみ撫でることで満足する人たちが増加するということである。 ちなみに筆者ならばこのような市に住みたいとは思わない。極論すれ

    民営図書館という「焚書」モデル - 異国見聞私書録
    watto
    watto 2015/10/11
    「焚書」というか、継続的に不良在庫処分用に使われるのではないかという危惧が…>CCC図書館
  • 嫌な予感がするロンドン地下鉄の24時間運行 - 異国見聞私書録

    ロンドンの地下鉄は日から主要線は24時間運行となる予定であった。通称Night Tubeと呼ばれ、都市部周辺に住む人にとっては利便性が増すとされていた。 だがそれを受けて地下鉄従業員のストライキが頻発し、最終的に運行開始日を延期することになった。いつから運行開始なのかは現時点では不明で、もうすぐ開始とも来年の3月開始とも言われ、予定は定まっていない。鳴り物入りでさんざん通勤者にとっては迷惑であったストライキを経験しながらも、結局のところ「延期」とはロンドン市長にとっては面目丸つぶれで、さぞかし悔しい思いをしていることだろう。 地下鉄労働者側の言い分は、要は夜間も働くわけであるからその分の割増賃金を上乗せしてほしいというわけである。地下鉄従業員の平均給与は年間5万ポンドに届くかとも言われ、さらなる賃上げには世間の批判の声も多い。平均給与を算出することで批判を煽ることにあまり意味があるとは思

    嫌な予感がするロンドン地下鉄の24時間運行 - 異国見聞私書録
    watto
    watto 2015/09/13
    “24時間運行が可能になれば、その最後の拠り所というべき、「終電」という言い訳も通用しなくなってしまう。ブラック企業経営者にとっては、とてもうれしい制度である” げにこめ投入せざるを得ない!
  • 現代版「一揆」の後味は、はたしていいものなのか - 異国見聞私書録

    今回は妄想的将来予測ということで。 ブラック企業に対する抗議、抵抗としてはなかなかおもしろいと思うし、効果も上々だったようだ。このやり方は今後も流行るんじゃないだろうか。ちょっとした現代版「一揆」のようだ。 そうはいっても一致団結して一斉にやめるというのは、利害関係の絡む企業内だけになかなか難しく、ここまできれいにできる例はそう見当たらないとも思う。普通は裏切り者(退職するといって辞めない人)は出てくるものだし、どっちつかずもいるだろうし、事前にバレることのほうがほとんどだろう。 それでも仮にこの一斉退職ブラック企業に抗議するひとつの社会的風潮となったとき、次にくるものは何だろうか。 それは「ストライキをやらせない」ことや「退職をさせない」動きを強めることだと思っている。ブラック化を実質上応援する政策を行っている、現代の流れからも辻褄が合う。 退職する権利は労働者にとって、最も強く認めら

    現代版「一揆」の後味は、はたしていいものなのか - 異国見聞私書録
    watto
    watto 2015/06/24
    「退職の権利」は日本国憲法第22条に定められた職業選択の自由で保障されているはずですが、昨今の日本国憲法を目の敵にする勢力の伸長を鑑みると、笑って済ませられることではなさそうですね。
  • 「流れもの」に弱い英国 - 異国見聞私書録

    トイレの詰まり具合は米国に限らず、英国でもなかなかすごい。日ではトイレが普通に使えるということは常識だと思うが、これもところ変わればそのような常識は通じないという好例だろう。 現在筆者が働いている会社が入居しているインテリジェントビルでも、どこかのトイレが必ず詰まっていると言っても過言ではないと思う。すっきりどのトイレでも使えていた試しはほとんどなく、必ずどこかが壊れている。詰まるということだけでなく、水が流れっぱなしというケースも、よくある普通の光景だ。 日ではトイレという用を足す道具はかなり以前からコモディティ化しており、それ自体に付加価値を見出すことは難しいものになっているはずである。だからこそトイレのアドオンとしてウォシュレットなどを付け加え、「用を足す」という行為への付加価値向上にしのぎを削ってきた側面があると思う。トイレが流れないという問題に対しての取り組みについては、日

    「流れもの」に弱い英国 - 異国見聞私書録
    watto
    watto 2015/05/21
    アメリカもイギリスも原発大国なんだけど、熱交換用の細管がよく詰まらないものだと…
  • 1