太平洋戦争末期。航空機による特攻が連日報道される中、世間に知られることなく展開された特攻部隊がありました。広島の暁部隊。そこにはボートによる特攻訓練をする少年兵がいました。元少年兵は「爆弾を積んで夜襲をかけた。1名1艦。みんな戦死だもん」と語ります。しかし、命を失う覚悟を決めた彼らを待ち受けていたのは、"特攻"ではなく"原爆"でした。戦後79年。多くの元少年兵が90代半ばを迎え、取材を受けることが難しくなる中、岩手県に住む男性が取材に応じてくれました。元少年兵「(ピカッと光った瞬間に)皮膚が焼けたからギャーワーもうすごかった。『兵隊さん助けて助けて』って。とてもとても...」。元少年兵の見たものとは... 元少年兵の被爆証言 ~陸軍に志願、そして原爆投下~ 岩手県遠野市。日本の原風景が残るのどかな町。「遠野物語」で知られる民話のふるさととしても有名です。そんな町で生まれ育った伊藤宣夫さん、