【ロサンゼルス吉富裕倫】アフガニスタンで自爆テロ容疑者の侵入を防ぎ英雄として米国に引き取られた犬が、アリゾナ州で手違いから安楽死させられてしまった。 犬の名前は「ターゲット」で、雌の雑種。米紙ニューヨーク・タイムズによると、もともと野良犬だったが、アフガニスタン東部で2月、米軍兵舎に侵入しようとした男を他の2匹の犬とともにほえて妨害。男は入り口で自爆し米兵に犠牲者は出なかった。ターゲットは生き残り、数カ月後、米アリゾナ州の軍医(37)に引き取られた。 しかし12日、軍医宅から逃げ出し、動物保護施設に保護された。同施設のウェブサイトに掲載された写真に気づいた軍医が、同日中にインターネットで引き取りを申請。週明けの15日に施設に到着する直前、別の犬と勘違いしたスタッフに薬物を注射され安楽死させられてしまった。 人気テレビ番組に出演し、自分自身のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SN