幼少の頃からマトモな仕事がしたくなくて、サラリーマンはなんかヤダという不純な動機で美大に行ってみたけれど、才能と根性が無く、打たれ弱い僕は、アーティストにはなれなかった。少しでも批判されたり、反応が無いと嫌になってしまう。それに、自分を晒すのが恥ずかしかったんだと思う。何が良くて何が悪いのかわからない僕にとって、ゴールが見えない創作は辛いし、それを乗り切る使命感のようなものも無くて、なんかもう面倒くさくてどうしようもなかった。 大学を卒業してからは、週6くらいでバイトしてた。朝起きれないので、母親に無理やり起こしてもらった。忙しかったので没頭出来て、それなりに楽しかった。マジメにやってたのでそれなりに評判も良かった、と思う。バイトをしていると、色々な事を忘れられた。ヒマな時はゲームとかネットをしてた。これもまた集中出来て、色々な事を忘れられた。 三年ほどバイトしたあと、「ずっとやりたかった