日銀政策決定会合直後に特徴的な値動き 今回は、12月の日銀政策決定会合直後の株価の特徴的な値動きから、高頻度アルゴリズム・トレーディング(Highfrequency trading、以下HFT)が株式市場に与える影響と、HFT業者が跋扈する中でデイトレードにどの程度勝算があるのかについて考えてみたいと思います。 また、高頻度アルゴリズム業者がなぜ為替市場では存在感が低いのか、についても考えます。 12月の日銀政策決定会合直後の日経平均株価指数の値動きは、非常に特徴的な値動きでした。 発表直後の12:50と12:51の出来高が急増し、大きく上昇した一方、13:05には出来高を伴いながら大きく下落しています。 この間の出来高は、直近過去30営業日において類を見ない異常値でした。 ちなみに、実際に公表された日銀のステートメントの内容は、「ノーサプライズ」と言えるものでした。 さて、このような実質