という夢を見た。 講談社から去年11月から刊行が始まっている『天皇の歴史』についての論評を昨日読んだことがトリガーかもしれない。 それと村上春樹が北欧での授賞式で、「反原発」を「叫んだ」ことに関してのコメントをテレビで目にしたこともあると思う。 というより、それで思い出したフィッツジェラルドの次の言葉だ。 「一流の知性とは、同時に二つの相反する考えを持ちつつ、 さらにその両方を機能させ続ける能力である」 フィッツジェラルドは村上の翻訳もあり、影響を受けているはずだが、どうもレトリックなど表層的なレベルだけであったようだ。 この日記でも何度も書いているが、原発災害によって寝耳に水の避難を強いられている福島の人たちが「原発はもう二度とごめんだ」というのは理に適っている。 しかし、そうではない距離にいるわれわれ、とりわけ言論を仕事とするプロが、これに虫のように同調し脊髄反射的な言動を取るのは、ど
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