自転車運転のルールづくりを進めていた警察庁の有識者懇談会(座長・吉田章筑波大教授)は27日、走行中の携帯電話、ヘッドホンステレオの使用禁止、保護者が幼児を乗せる際はヘルメット着用を義務付けることなどを盛り込んだ報告書をまとめた。 報告を受け、警察庁は年度内にも自転車運転のマナーなどを定めた「交通の方法に関する教則」(国家公安委員会告示)を改正する方針。 有識者懇談会は、改正道交法で車道通行が原則とされる自転車の歩道通行が一部認められたことを受け検討に着手。報告書では「自転車は車両であり、車道通行が原則であることを教則で明示した上で、車道などの通行方法や歩道を通行できるケースを規定すべきだ」と指摘した。 運転中に禁止、注意すべき事項として、携帯電話やヘッドホンステレオ使用のほか、歩道でむやみにベルを鳴らさないことや、雨天の場合は傘ではなく、雨がっぱを着用することなどを挙げた。 自転車が歩道通