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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/terracao (10)

  • 話し合いをダメにする論証パタン13個(有意義な論争のための議論ハック) - 女教師ブログ

    ↓こちらに続編あります↓ 論争に絶対負けない議論ハック(心構え編) - 女教師ブログ ====== 常々「ダメな論証方法」に関する話が好きで、自分でも色々考えたりしていたのだけれど、先日、ウィキペディアでまさにそれがリスト化されているページを見つけ、とても嬉しくなってしまった。誤謬 - WikipediaList of fallacies - Wikipedia, the free encyclopediaというわけで、以下は、wikiのページから13個の「間違った論証方法」を抜粋・再構成して、勝手に自分で例を考えてみたものです。こういうのを俗に、人の海パンで水泳をする、と言うんですね。 論理ルールの違反1. 後件肯定: 「PならばQだ」という論理を改変し、逆に「Qだ」から出発して「Pだ」を導く 例「瀧沢の彼女・奈々子は『もし浮気したら、別れるから!』と言っていた。最近、彼らは別れたらしい

  • 英文を村上春樹風に訳しなさいというふざけた課題 - 女教師ブログ

    (→こちらに後日談があります:http://d.hatena.ne.jp/terracao/20080204/1202133915) 昨日、英語II の試験があったのだが、そこに出てきた問題が「次の対話文を、村上春樹風に訳しなさい」だった。 なんだそりゃ!ふざけんな! でもやってみた。 問題1A: Is that a dog?B: No. It is a horse.私の訳「アレって、結局のところ、犬みたいなものじゃないの?」直美はわからない、という顔をして不機嫌そうにそうつぶやいた。「いや、それはちがう。馬、そう、馬みたいなものさ。でもそれは僕らにとって問題じゃない。僕らは、今夜、四谷のラブホテルでセックスをした、それだけのこと―――」僕が言い終わらないうちに、直美はベッドから起きあがり、言った。「セックスについて、軽々しく語らないでよ」今思い出しても恥ずかしくなるほど、僕は、未熟だった

  • あのー、すいません、普通に「死に神」だと思うんですが... - 女教師ブログ

    メディア朝日「死に神」報道に法相激怒 「死刑執行された方に対する侮辱」 今月17日に宮崎勤死刑囚(45)ら3人の死刑執行を指示した鳩山邦夫法相を、朝日新聞が18日付夕刊で「死に神」と報道したことについて、鳩山法相は20日の閣議後会見で、「(死刑囚は)犯した犯罪、法の規定によって執行された。死に神に連れていかれたというのは違うと思う。(記事は)執行された方に対する侮辱だと思う」と強く抗議した。 「死に神」と鳩山法相を表現したのは、18日付朝日新聞夕刊のコラム「素粒子」。約3年の中断を経て死刑執行が再開された平成5年以降の法相の中で、鳩山法相が最も多い13人の死刑執行を行ったことに触れ、「2カ月間隔でゴーサイン出して新記録達成。またの名、死に神」とした。 会見で、鳩山法相は「私を死に神と表現することがどれだけ悪影響を与えるか。そういう軽率な文章を平気で載せる態度自身が世の中を悪くしていると思う

  • SMAP「世界に一つだけの花」は、ネオリベ礼賛の歌です - 女教師ブログ

    音楽, すごく役に立つ知識 「世界に一つだけの花♪」という歌は競争否定の共産主義礼賛の歌ですか? - Yahoo!知恵袋 「競争否定」だなんてとんでもない。この歌は、「お前らは『市場』の上で、身の程に合ったことやってりゃいい」、つまりネオリベラリズム礼賛の歌だ。  花屋の店先に並んだ  いろんな花を見ていた冒頭でいきなり持って行かれる。いきなり「花屋」だ。どうして「野原」ではないのか。どうして「道ばた」ではないのか。 この歌は、これ以降最後まで、「花屋」を前提に展開する。それは、「市場」を強く意識しているに他ならない。  人それぞれ 好みはあるけれど  どれもみんな きれいだねつまり、花たちは「花屋=市場」にいるからこそ「きれいだね」なのだ。「野原」「道ばた」のようなそもそも「市場=競争」から降りている花たちは、そもそも問題にされていないのである。 そして「人それぞれ 好みはある」のである

  • J-POPの政治学:大塚愛「さくらんぼ」、aiko「花火」 - 女教師ブログ

    音楽J-POPの事なかれ主義イデオロギー(および恋愛原理主義イデオロギー)がムカツクと言ってたわけだが*1、むしろ聴き手側のほうが勝手に政治性を見いだせばいいんじゃないかと思った次第。 1.大塚愛「さくらんぼ」 愛し合う2人 幸せの空  隣どおし あなたとあたし さくらんぼこの歌のモチーフは明らかに日米同盟である。日と合州国の異常とも言えるほどの「熱愛ぶり」を、「さくらんぼ」というメタファーで皮肉っている。しかしなぜサクランボなのか。当然ながら、それは日米友好のシンボルとされている桜(=ポトマック河畔の桜並木)を強く意識しているからである。 手帳開くと もう 2年たつなぁって  やっぱ実感するね なんだか照れたりするね そういや ヒドイ コトもされたし  ヒドイ コトも言ったし  中実がいっぱいつまった 甘い甘いものです「ヒドイ コトもされた」とは間違いなく「原爆投下」「在日米軍によるヤ

  • 論争に絶対負けない議論ハック(心構え編) - 女教師ブログ

    (”前回のウィキペディアをパクった記事” が思いがけず炎上したので、これに乗じますよ的な第2弾)前回は、話し合いでよく現われる「ダメな論証方法」をとりあげたのですが、今回はもうすこし広く、「もうそれほとんど精神論じゃね?」的なハックをお送りします。というわけで、「論争に負けない心構え」です。だんだん自己啓発セミナー臭がして参りました!。小飼弾には、ぜひレビューを書いて頂きたいと思いますので何卒よろしくお願いします。 1.論争に勝とうとしない論争に負けないには、勝とうとしなければ良い――矛盾しているようですが、真実です。分かりやすく言えば、論争を「勝ち負け」という土俵からずらす、ということです。勝ち負けにこだわると妥協案・折衷案・ハイブリッド案への志向は低下し、止揚も生まれません。しかし、「いや、言いたいことはわかるが、論争のなかには、勝ち負けが前提になってるものもあるだろ?」という反論が来

  • 「暴行した米兵が悪いのは当然だが...」という譲歩レトリックから思い知る「ことばの力(笑)」 - 女教師ブログ

    言語, メディア(誤読注意!)記事の意図は「自分を中立だと思ってる人って譲歩使うよねー」ではありません。「譲歩使うと、自分が中立だと思いこんじゃいがちだよねー」という話です。つまり思考が言語(表現)を規定するんではなくて、言語が思考を規定するってことです(思想界隈では別に大したアイディアではありませんが) 面倒くさいのでいちいち引用しないが、例の沖縄少女暴行事件に関して、・暴行した犯人が悪いのは間違いないが、ついていった少女も不用心であり問題があった(大意)・米兵の犯罪は決して許されることではないが、この事件を政争の具にする反基地・反米勢力はいかがわしい(大意)とコメントする人がいる。例えば、花岡信昭とか。 id:yuki_1989が、「『米兵が悪いのは当然として』これ言っておけばいいだろう的自称中立厨はほんとうに多い。」*1ということを言っていて、私も以前はその通りだと思っていた(これ

  • 「頭のいい人は、難しい概念も簡単に説明できるはずだ」問題 - 女教師ブログ

    当に頭のいい人は、めっちゃくちゃ難しいことをわかりやすく書くことがふつうにできるせつないエントリ群端的に言って、関係ないな、これ。   頭がいい    あたまが悪い   易しい説明ができる  1. 3.  易しい説明をしない  2. 4. 啓蒙的賢人派:素人にもわかりやすくできる、むしろそれがよろこびだ、愚民を導く 専門職的賢人派:する必要を感じない、日常語を使って正確性が犠牲になるのがいや、「難しい話を易しくしろ」だなんて甘えてんじゃねえ、という知的マッチョイズムおよび4. あたまが悪い派:そもそもバカだから説明自体無理 難しい概念を説明できてる時点で「頭がいい」と思うんだけど。その説明が易しくできてるかどうかには関わらず。たしかに、象牙の塔の中でふんぞり返ってる態度(たとえば「易しい説明をする必要を感じない」)にはなんだ偉そうにとムカつくわけだが、それと頭の良さは関係ないだろうね。あ

  • 人を信じる? お前が信じてるのは宗教だろうが - 女教師ブログ

    という呪いのことばが口からつい出てしまったのだけれど、なにが阿呆らしいと思ったかって、埼玉かどっかのある中学校で「人を信じる」というスローガンを掲げて無人購買をやってるんだけども、収支が合わないとかで全校800人にアンケートを配るわ、校内放送で涙ながらに「名乗り出てください!」と訴えるわ、「今までみんなで守ってきた『伝統』(と言ってたかは定かじゃないんだけど)を平気で破る人がいて悲しい」だとか学校中を巻き込んだエライ難儀な問題に発展したそうなんだけど、いや、気で「くだらねー」と思ったのは、その問題になった「収支」っつうのが 50 円 の 黒 字 だっつうことで、つまり誰かが間違えて50円余計に払っちゃったってことなんだが、どうして50円黒字になることが「人の心を信じる」に反するのかさっぱりわからんくて、いや、つうかそれ以前に赤字になった時があったとしても「値段を間違えた」とか「収支計算ミ

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    webmarksjp 2008/07/13
    +コミュニケーション
  • なんで第2外国語やるの? - 女教師ブログ

    私の専門は英語教育なんだが、修士時代の所属は「英語教育コース」ではなかったので、幸い(?)英語以外の外国語(教育)を専門とする友人に恵まれていて、ちょうど昨日、その友人たちと「第2外国語の学生って大概やる気ねーじゃんwwwwww」ってなかんじの茶飲み話をした関係で、そもそも第2外国語をやる意味はなんだろうかと、帰りの電車で考えてみた。 で、そう言えば、90年代初めの東京大学の教養学部学部報に、外国語教育改革の文脈で第2外国語の意義がとくとくと述べられていたのを思い出した。以下抜粋*1:[英語が]「役に立つ」と称する人たちは、自分自身が現代の功利主義、産業主義、科学技術万能主義の意識構造に閉じ込められていることに気づかない。…大学は一からこうした社会の功利主義に抵抗することをやめたのか…[社会が偏った方向に行く時、それに歯止めをかけるのが大学の役割ではないのか] (上島、1990年 4月号)

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