会社経営の責任と、1日に数百通も来る電子メールの処理で大わらわになる以前、僕は多くの時間を費やして、検索エンジンがサイトやページ上の特定の要素をどう処理するのかに関するいろいろな仮説を検証したものだ。たとえば次のような疑問に対する答を知りたくて、検索エンジンをテストしてみたんだ。 ページのソースコードを見たときに、キーワードが最初の方にあればあるほど、検索エンジンに対して効果的に働くのか否か? →先に出てくるほど効果的物理的に太字を表示するbタグと、論理的な強調を示すstrongタグでは、どちらの方が良いか? →以前はstrongタグだったが、現在は差がないようだ検索クエリとまったく同じアンカーテキストを持つリンクは、アンカーテキストに別の言葉が入っているリンクよりも効果的なのか? →まったく同じアンカーテキストの方が効果的なようだ 言うまでもなく、こうした類の疑問に対する答を検証するには
いま、ビギナーズガイド書き直しネタの次のやつを仕込んでいる最中なんだけど、もう疲れちゃった。3時間かけてニューヨークに来てみてもさっぱりはかどらない。だから、この作業はちょっと脇に置いて、みんなで意見を出し合えるものをやろうかと思った次第。 検索業界のウェブサイト(検索エンジンを除く)で、みんなが一番参考にしているサイトを5つあげるとしたら――これがないと生きていけない(もしくは、これがないと稼げないとか)といえるものは何かな? 僕の答はこうだ。 Techmeme 1日に何回かTechmemeを見ておけば、ブログ界やハイテク業界での大きな話題を見逃すことはまずない。その点だけでもすごく貴重だ。これがなかったら、今頃どうなっていたことやら。話題を見逃さないために、もっとたくさんのサイトを眺めて回らなければならなかったに違いない。 Search Engine Land 検索業界において、業界ニ
あなたのブログ運営スタイルはどんなタイプだろうか。 「収集魔」タイプに「自己完結」タイプ、ほかにもいろいろあるけれど、ブログは運営の仕方次第で、検索エンジン最適化(SEO)の観点から非常に優れたものになったり、訪問者のためのすばらしい情報源にもなれば、知的所有権の墓場にもなり得るんだ。 以下に挙げるブログの運営スタイルをチェックして、どれが一番良いと思うか、ぜひあなたの意見を聞かせてほしい! 「収集魔」タイプ: わき目もふらずに先へ先へ進むタイプのブログ。リンクがデッドリンクになっていないかなど、お構いなし。以前に取り上げたテーマについて、重要な進展があっても追加しない。十中八九、タイプミスがあったり、言葉遣いが間違ってる。「神経質な管理者」タイプ: リンクを張る際には必ず直リンする(リンク先のウェブサイトの内部ページに直接リンクを張る)。デッドリンクの確認を定期的に行い、古い記事に遡って
Googleが特許を取得している、検索履歴に基づいて検索結果を生成するアプリケーションをリリースした2005年3月以来、リンクおよびコンテンツを時間軸に沿って分析することから見えてくる傾向が、実際に検索ランキングに影響していることは、検索マーケターにもわかってきた。 ただまだはっきりしないのが、このコンセプトが実際にどう機能するのかという点だ。そういうわけで、今夜は深夜までじっくりと腰を落ち着けて、このテーマに取り組もうと思う。 検索エンジンはパターンを割り出そうとしている。つまり、現時点の傾向から判断してサイトの関連性や信頼性が増加傾向にあるのか減少傾向にあるのかの徴候を見つけようとしているんだ。検索エンジンが見いだそうとする特定の項目がいくつかある。 コンテンツの増加パターン:そのサイトがどのくらいの頻度で新しくページを追加しているか。コンテンツの更新パターン:ドキュメントがどのくらい
ウェブサイトの検索エンジン最適化(SEO)作業は、恐ろしく困難で複雑な仕事だ。大量の知識、世界で最も変化の早いこの分野で遅れをとらないための途方もない献身、そして検査や解析に非情なまでに没頭することが求められる、そんな作業だ。 なぜ検索エンジン最適化や検索エンジンマーケティング(SEOやSEM)が、これほど困難な業務なのか(もちろん、それが嫌だってわけじゃない)、その理由を並べてみた。 検索エンジンのガイドラインとそのサービス内容 検索エンジンは、インデックスに登録するもの、許容し得る手法、そして表示特性までも、絶えずパラメータに磨きをかけている。この2年間、僕たちはnofollow属性、Google Webmaster Centralの導入、広告リンクの新しいガイドライン、Googleの補足検索結果に関する決まりごと、Yahoo! Site Explorerの開始、Google Site
検索の分野で僕が気に入っている(たくさんいすぎて、1人を選ぶのは難しいな)カナダ人の1人Andrew Goodman氏が、気になる記事を紹介していた。問題の記事はiMedia ConnectionのJamie Roche氏が書いたもので、「A ReDesign Worthy of Google De-listing(Googleから消えてしまうデザインの手直し)」というものだ。僕の記憶が正しければ、Roche氏はインタラクティブマーケティング分野の第一人者Jon Mendez氏と一緒に仕事をしている人物だが、なかなか貴重なアドバイスをしている。残念なことに、遠い昔の検索エンジン最適化(SEO)神話時代に、取るに足らない話として片づけられた意見だ。 Roche氏によると、SEO界には「無数のサードパーティー」が支持する「常識」があるという。この無数のサードパーティーっていうのは、僕らのことな
多くのリンクを獲得するのにきわめて有効な1つの方法は、大規模なメディアキャンペーンを展開することだ。これは、サイト運営者が有名ブランドの場合には特にうまく機能する。大規模なメディアキャンペーンは、たくさんのリンクを獲得するすばらしい方法だし、有名ブランドは何の苦もなくこういうことをやってのけるんだ。 では、有名ブランドでなければ? その場合は、残念ながら不利だと言わざるをえない。では、その代わりに何かできることはないか、そして勝利を手にする方法はないか考えてみよう。大企業でなくても、何か方法があるのが今日のウェブの利点の1つだからね。 潤沢なマーケティング予算があれば、それはそれで大きな強みだ。しかし、頭が切れて行動が迅速なら、成功を手中に収めることもできる。実際、インターネット上でブランドを作り上げるには、ありとあらゆる新しい方法が使えるんだ。 この記事では、価値が高くオーソリティのある
ブログの世界やソーシャルメディアの世界というのは、得てして人間の心理状態に左右されるものだ。サイトが人目に触れる機会を増やしたいウェブ開発者やマーケティング担当者、起業家としては、リンク作成を左右する心理を利用することもできるけど、逆に無視してしまえば、競争相手を優位に立たせてしまう可能性だってある。 僕の経験から言うと、リンクやコンテンツの共有をしたいと思うかどうかに影響する心理状態はそれほど多くない。そこで、それぞれの心理を、オンラインで共有行動を引き出す効果の高い順に並べてみた(イマイチだけど、説明を補足する画像も入れてみたよ)。 怒り ブロガーというのは、腹を立ててるときにリンクする。この特性は、政治的なブログの世界でよく見られ、技術やビジネスの分野でも大量のリンクを生み出してくれることがよくある。むかっ腹を立てた挙句、自分の論点を補強したり他の人の意見に反論したりするために、相手
検索エンジンというものは、ウェブを巡回しながらコンテンツを解釈して抽出し、それを検索結果として表示するわけだが、前回指摘したとおり、その能力にはまだ限界がある。このセクションでは、検索エンジンにとっても人間の訪問者にとっても最適な構造を持つウェブページの制作(および修正)方法について、技術的側面に焦点を絞って解説しよう。 サイトの構築に関わるすべての人が検索エンジンに優しいサイトを立案し開発できるように、プログラマや情報アーキテクト、デザイナなどとこの情報を共有してほしい。 インデックス化可能なコンテンツ検索エンジンのリストに取り入れられるには、コンテンツ、つまりサイトの訪問者に提供される素材がHTML形式のテキストでなければならない。クロール技術が進歩したとはいえ、検索エンジンのスパイダ(自動巡回ロボット)は、FlashファイルやJavaアプレットなどの非テキストコンテンツを、まず認識で
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