ハードウェアのスペックが低いほど、ADVの名作は生まれる 「アドベンチャーゲームの復権」と題したセッションには、東京大学 情報学環 特任講師 吉田正高氏のほか、ベックの芝村裕吏氏、キャビアの牧野隆一氏、原田真幸氏、ニトロプラスの鋼屋ジン氏、アルケミストの浦野重信氏、哲学者・批評家の東浩紀氏がパネラーとして登場し、それぞれがプレゼンテーションする形で進められた。モデレーターは板垣貴幸氏が務めた。 ちなみにこのセッションは、昨年開催された「わが国におけるPCゲームの現状と今後の展望―恋愛SLG市場の成熟と家庭用ゲーム機への移植を中心に―」というセッションを受けてのもの。今回は、一時衰退を見せていたアドベンチャーゲームが、携帯電話や携帯ゲーム機の性能向上を受けて復権の兆しを見せていることをとらえ、このジャンルの成立過程と発展の歴史を振り返りながら、パネラーとともに考察するというものだ。 まずは吉
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