ゲンロンカフェでしか実現しえない、異色の漁業イベントが実現! 日本は世界の漁業の常識から取り残された漁業後進国であり、いま起こっているのは「日本人の魚離れ」ではなく、「魚の日本離れ」である……。 このような衝撃的な事実を統計情報を元に明らかにしつつ、具体的な対応策を記した話題の本が、勝川俊雄『魚が食べられなくなる日』(小学館新書 http://amzn.to/2d6oOmt)だ。 たとえば日本では、漁獲量の減少を「中国が魚を大量に漁獲するようになったから」だと報道する。しかし実際には、中国は養殖の産業化に成功し、いまや世界一の輸出超過国になっている。日本で漁獲量が減少しているのは、有効な漁獲量規制の枠組みを設定できないまま、無策が続いている漁業行政が原因にほかならない。 日本の漁業に関しては、誤った常識が多々流布している。 たとえば稚魚の放流について。日本では大量の稚魚を放流して海洋資源の
ゲンロンカフェでのイベント後、黒瀬陽平、坂上秋成、東浩紀が『AIR』を実況プレイします(ビジュアルアーツより公認をいただいています)。 前半の討議部分はタイムシフトで1週間公開します。こちらもあわせてお楽しみください。 http://live.nicovideo.jp/watch/lv228402388
浅田彰(あさだ・あきら) 京都大学経済学部卒業。京都大学経済研究所・准教授を経て、京都造形芸術大学大学院長就任。1983年、『構造と力』(勁草書房)を発表し、翌年の『逃走論』(筑摩書房)で提示した「スキゾ/パラノ」のパラダイムとともに、「浅田彰現象」とも呼ばれる「ニューアカデミズム・ブーム」を生んだ。その後、哲学・思想史のみならず、美術、建築、音楽、舞踊、映画、文学ほか多種多様な分野において批評活動を展開。著書に『構造と力』、『逃走論』のほか、『ヘルメスの音楽』(筑摩書房)、『映画の世紀末』(新潮社)、『20世紀文化の臨界』(青土社)など。 中沢新一(なかざわ・しんいち) 思想家・人類学者/明治大学野生の科学研究所所長。 著書に、『チベットのモーツァルト』『森のバロック』『雪片曲線論』のほか、『芸術人類学』(みすず書房)、「カイエ・ソバージュ」シリーズ(全五冊)『アースダイバー』『大阪アー
『存在論的、郵便的』の出版から15年。 そのあと『動物化するポストモダン』を書き、『クォンタム・ファミリーズ』を書き、『一般意志2.0』を書き、『福島第一原発観光地化計画』を出版し、現代思想からずいぶん遠ざかっていると思われているぼく(東浩紀)ですが、デビュー作にはすべてが入っているとの格言(?)のとおり、『存在論的、郵便的』にはその後のすべての著作の萌芽が入っています。そして、それをいちばんよく知っているのは、むろんぼくなわけです。本来ならばそれをだれかに読み解いてほしいのですが、いっこうにだれもやってくれそうにないし、自分でやることにしました。これはそんな講座です。 『存在論的、郵便的』を最初からじわじわ読んでいく不定期の連続講座になります。よろしくです! (東浩紀)
iPS細胞による最初の臨床研究が近づく2014年初、「誰でも簡単に万能細胞が作れる」という鮮烈な謳い文句で一躍注目を浴びたSTAP細胞論文。革新的な内容はもちろん、著者の「30歳女性」「割烹着を着て研究」というプロフィールにマスコミ報道は過熱した。 しかし、論文に掲載された画像の不備が疑われたことなどをきっかけに、論文の内容自体を疑う声がネットほかから上がり、共著者が「画像を取り違え」「作製は簡単ではない」と釈明する必要に迫られた。さらに3月5日には所属機関が実験手技を追加公開したが、その内容がさらなる疑問点を産んでおり、第三者による再現や、所属機関による検証報告が待たれている。一連の騒動によって、当初の報道が期待に傾いて冷静さを欠いていたことが明らかになった。考えてみれば「誰でも簡単に万能細胞が作れる」といううますぎる話に、私たちはなぜこんなに夢中になって飛びついてしまったのだろうか。論
芸能事務所platonicsを立ち上げ、今春にも新アイドルグループをデビューさせるべく候補者募集に乗り出した濱野智史。 年間300本のアイドル公演に参戦するなど、アイドルファンとしての顔を表に出して総合プロデューサーの任を務める濱野には、ゼロ年代の重要文献になった『アーキテクチャの生態系』など、情報環境研究者としての側面もある。著書『前田敦子はキリストを超えた』は、アーキテクチャ論を下敷きにしながら、アイドルが社会に果たす役割を考察している点で、濱野のふたつの側面がともに表れた作といえるだろう。「これから必要とされる、真のアイドルの形」を探るplatonicsは、それらふたつを融合させる試みにほかならない。これから生まれようとしているアイドルグループは、まさに濱野の理想を体現した存在になるはずだ。 濱野がplatonicsで実現しようとしていることはなんなのか。そして、アイドルは本当にキリ
【出演者紹介】 浅田彰(あさだ・あきら) 京都大学経済学部卒業。京都大学経済研究所・准教授を経て、京都造形芸術大学大学院長就任。1983年、『構造と力』(勁草書房)を発表し、翌年の『逃走論』(筑摩書房)で提示した「スキゾ/パラノ」のパラダイムとともに、「浅田彰現象」とも呼ばれる「ニューアカデミズム・ブーム」を生んだ。その後、哲学・思想史のみならず、美術、建築、音楽、舞踊、映画、文学ほか多種多様な分野において批評活動を展開。著書に『構造と力』、『逃走論』のほか、『ヘルメスの音楽』(筑摩書房)、『映画の世紀末』(新潮社)、『20世紀文化の臨界』(青土社)など。 東浩紀(あずま・ひろき) 1971年生まれ。東京都出身。哲学者・作家。専門は現代思想、表象文化論、情報社会論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。株式会社ゲンロン代表、同社発行『思想地図β』編集長。 著書に『存在論的、郵便的』(新
(当日開催のイベントではありません。録画を放送します) ※この時間は【6/21収録】大森望「SFに何ができるか――"伊藤計劃以後"の現代SF展望」第2回(全3回) を放送する予定でしたが、こちらのイベントが好評のため急遽予定を変更してお送りします。 3.11から3年。 福島第一原発の事故処理は依然として進まず、 県内のがれき処理も、まだまだ終わるきざしが見えない。 2020年の東京オリンピックの招致には成功したものの、 都知事選挙は混迷を深める一方で、未来への不安は増すばかり。 一方国政では、特定秘密保護法の強行採決、集団的自衛権の解釈改憲など、自民党の長期政権化に伴って、戦後日本のシステムが大きく変わろうとしている。 今年1年、ニッポンの社会はどのように変わっていくのか。 そして、私たちにはなにができるのか? 2013年の重大事件を総括し、 これからの12ヶ月を大胆予想。 『「絶望の時代
(当日開催のイベントではありません。録画を放送します) 『存在論的、郵便的』の出版から15年。 そのあと『動物化するポストモダン』を書き、『クォンタム・ファミリーズ』を書き、『一般意志2.0』を書き、『福島第一原発観光地化計画』を出版し、現代思想からずいぶん遠ざかっていると思われているぼく(東浩紀)ですが、デビュー作にはすべてが入っているとの格言(?)のとおり、『存在論的、郵便的』にはその後のすべての著作の萌芽が入っています。そして、それをいちばんよく知っているのは、むろんぼくなわけです。本来ならばそれをだれかに読み解いてほしいのですが、いっこうにだれもやってくれそうにないし、自分でやることにしました。これはそんな講座です。 『存在論的、郵便的』を最初からじわじわ読んでいく不定期の連続講座になります。よろしくです! (東浩紀)
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