就任会見で記者の質問に答える舛添要一都知事=東京都新宿区の都庁で2014年2月12日午後2時11分、中村藍撮影 東京都知事に就任した舛添要一氏(65)が12日、都庁に初登庁し、就任記者会見で「東京の最大の問題の一つは交通体系」と述べ、2020年五輪に向け全面的に見直す意向を表明した。例として、選手村(中央区晴海地区)周辺の自転車専用道整備や電気自動車の活用などを挙げた。またエネルギー問題に関し、前任の猪瀬直樹氏が求めていた電力自由化や発送電分離に「疑問を持っている」と否定的な考えを示した。 【「相思相愛」は選挙戦中だけ?】舛添新都知事 安倍首相と微妙な「距離」 舛添氏は都内の交通体系が「鉄道や地下鉄、道路が有機的に関連していない」と指摘。歩道、自転車道、自動車道が併設されている欧州の先進都市を評価し、無公害の自転車や電気自動車の活用に力を入れるとした。ただし五輪に向け都や国が整備を進めて