「エコノミスト」誌の電子版は16日付で、日本政府が主導する対外文化宣伝・輸出政策「クール・ジャパン」を「クールではない」と批評する記事を掲載した。 同誌は、クール・ジャパン政策の背景には、日本政府が韓国に対して抱く羨望があると分析。日本のアニメ、漫画、映画、本などはかつて海外において商業規模で成功を収めた例がなく、とりわけアニメと漫画に対しては日本の当局がほとんど関心を払ってこなかったと伝えた。近年では政府がこれらの文化発信に注力していると述べ、その一例として稲田朋美クール・ジャパン戦略担当相がパリ訪問時に「ゴシック・ロリータ」と呼ばれる奇抜なファッションで登場したことにも触れている。 また同記事は「流行に敏感な多くの日本のクリエイターたちが関与したがらない」ことに加えて、「何をクールと感じるかという点で日本政府は混乱している」と指摘。日本の漫画やアニメは「可愛いものとわいせつまたは見苦し