パチモン。 関西では「ゾッキ」とも呼ばれるそれは、 まさに商業資本主義と人の業とが生み出した時代のあだ花と言えましょう。 売れている既存のキャラクターに角を生やし線を増やし(本家でも似たような事してますけど…)、 かろうじてオリジナルといえるほどチープなものから、 まったく無から創造されたものまで。 その根幹に流れているのは、「ひともうけ」という資本主義の原点があります。 売れているものがあれば、二匹目のドジョウを狙う。 実に、この商業資本主義に忠実な商売なのです。 マンガやテレビのキャラクターがビジネスになることを知らしめたのが、いまや伝説の怪獣ソフビメーカーとなったマルサン商店です。 ゲテモノ映画でしかなかったゴジラを商品化し、プラモデルを商標登録したその先見性。 しかし、そのマルサン商店もブームの失速とともに、一旦市場から姿を隠すこととなります(近年、復活しました)。 そう30年前か