そうです。つまり、宮本さんによれば、 「アイデアというのは 複数の問題を一気に解決するものである」 ということなんですが、 この話を事務所のみんなにしたところ、 ものすごく感心されまして。 せっかく岩田さんがいらっしゃってることだし、 あの宮本さんの発言の意図と、岩田さんの分析を くわしく聞かせてもらえたらなと思うんですが。
志谷啓太さんの「面接」は、終わりました。 「ふんふふーーん‥‥」と 鼻歌交じりの面接官が部屋を出ていったあと、 上気した表情で 帰りの身支度をしはじめた志谷さんに 「どうだった?」と 「面接」直後の感想を、聞いてみました。 間髪を入れずに、答えが、返ってきました。 「僕、うぬぼれていました。 やっぱり、甘かったです」 「僕は、この企画が通った時点で 糸井さんに 認めてもらえたんだと、思い込んでいました。 だから、糸井さんと もっと話が合って、もっと気に入られて‥‥ でも、そうじゃなかった。 最後、ふつうの子だねって言われたときに すこし、ショックでした」 ふつうの子って、 ぜんぜん、わるい意味じゃないんだけど。 「はい、それはわかってます。 だから、 それくらい、うぬぼれていたんです。 今日は、きびしいことも含めて、 糸井さんに たくさんのアドバイスをいただきました。 すごく、ありがたかっ
Lesson563 加工品にさえ生を見出す眼 ここ数回にわたっておおくりしている 「生ものシリーズ」は、 おかんシリーズのような爆発的な数はないものの、 わくわく、ぞくぞくするような クリエイティブなおたよりがくる。 そこへまた、クリエイティブな読者からの 熱い反響が来て、濃く深く進展しているシリーズだ。 万人にわかりやすくひらかれたコラムも とてもいいとおもうが、 「一部の読者と濃く深く、行ける所まで行ってみる」 こんなシリーズも、あっていい。 ネットでこそできる、ネットならではの愉しみだ。 きょうは、 この読者の「問い」に対し、 私の考えを書いてみたい。 先週紹介したyouさんのおたより 再度、こんどは全文を掲載するので まずお読みください。 <もっと生を吸収し、生を創りたい> デザイン関連の仕事をしております。 youと申します。 「生もの」のお話、 私がこれまで漠然と感じてきたこと
知らないあいだにヘンなものが写っちゃってた。 なぜ撮ったのか、まったく意図がわからない。 そんな失敗写真、きっとあなたの家にもありますよね? 世のなかには変わった人がいるもので、 そういう写真ばっかりながめているうちに、 ときどき、見れば見るほどおもしろい、 実に味わい深い写真があることに気づいたんですって。 味のある写真なので、「味写」。 発見者は天久聖一さんです。 味わいかたのコツを教えてくれるそうですから、 たくさんあつめて、みんなでたのしみましょう。
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