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ゲーム雑誌のビジネスは、いま岐路に立たされています。 いろいろと問題点はあるのですが、ひとことでいうと「ヒットしているソフトを、大々的に紹介することができなくなっている」のだと考えてください。 ネット上では、「広告料でまかなっているから、広告主に逆らえないんだろw」と揶揄されることもありますが、話はそんなにシンプルではありません。というか、これは日本中の雑誌・新聞・テレビなど、メディアの大半が同じ環境にあるわけで、とくにゲーム雑誌だけの問題ではないのです。 むしろカギを握っているのは、ゲーム雑誌は「そもそも雑誌だけでは儲かりにくい」という構造的欠陥を持っていることなんです。 ゲーム関連出版物の中で、確実に黒字を計算できるのは「攻略本」です。なにしろゲームをプレイして、そのデータを掲載するだけで数万部の売上が計算できるのですから、出版不況といわれる今、奇跡的な出版物といえましょう
ありがたいことに一部でご期待いただいているようですが、申し訳ありません、「アタリショック」考の発表までには、あと半年から一年はかかりそうです。というか、これについて実は一年近く綴り続けていて、現在すでに原稿用紙100枚を越える内容になっているのですが、その間にも次々と新しい資料に出くわす始末で、なかなか完成に漕ぎ着けることができずにいます。今回はそのダイジェスト版で、少しお茶を濁させていただきましょう。 身も蓋もない話をしてしまうと、日本語で読むことのできる「アタリショック」情報は、すべて不正確です。「アタリショック」について記した書籍論文は数あれど、まともな分析調査を経ているものは一冊も存在していません。悲しいかな、インターネットではそれらの粗悪な記述を寄せ集めたものが、常識としてまかり通っている始末です。 「アタリショック」について調べるということは、これまで積み重ねられてきた誤認と誤
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