先日とあるご縁で社会学者の上野千鶴子さんといっしょにシンポジウムに登壇する機会がありました。 上野さんといえば東京大学の名誉教授であり、同校の入学式での祝辞で話題になってテレビ番組の『情熱大陸』にも出演されたほどの方です。 お会いするのが実は二度目だったわけですが、今回いっしょにお寿司をいただいたりと、いろいろお話をすることができました。 そのとき上野さんから言われたのが 「西村さんの『ソーシャルな隠居』という言い方はおもしろいと思う。昔のひとは隠居してから社会とのつながりを広げて活躍していったものよ」 というような言葉でした。 つまり《ソーシャルな隠居》という自己表現は「言い得て妙」ということみたいです。 その言葉がとても印象に残っていて、ちょこっと調べてみたら、確かに昔のひとは隠居してから社会的なつながりを広げて活躍していたような文献をいくつか拾うことができました。 要するに隠居と隠遁
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