JR川崎駅と南武支線のあいだに連絡線を建設し、川崎~浜川崎間を直結する「川崎アプローチ線」構想が検討されています。ルート上には50年前に廃止された貨物線の跡地が今も残っていますが、課題は「用地の再取得」だけにとどまりません。 わずかな区間の「レール復活」で、所要時間イッキに短縮? 神奈川県川崎市は2021年現在も市域の開発が続き、2019年にはついに兵庫県神戸市を抜いて総人口で国内第6位の都市に浮上しました。しかし武蔵小杉駅付近や、小田急多摩線沿いといった内陸部が活気を帯びるかたわら、高度成長期を支えてきた臨海部は高齢化・人口減少に悩まされています。 この臨海部を走るJR南武線・浜川崎支線(通称・南武支線)と東海道本線および川崎駅を短絡していた貨物線(1971年廃止)の跡地を旅客線として復活させる仮称「川崎アプローチ線」構想が、川崎市によって提唱されています。まだ具体的な動きはありませんが