第37回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会が、8月15日から北海道で開催されている。全国の予選を突破した、中学生年代でもよりすぐりの48チームが参加するトーナメントだ。世代トップの有望選手が集合する大会で2年後、3年後にはもうJリーグのピッチに立つような選手もきっといるだろう。 この夏のクラブユース選手権U-15を取材して、異色のチームを発見した。それは鹿児島ユナイテッドFC U-15。今季のJ3で首位争いを繰り広げている鹿児島ユナイテッドFCのアカデミーで、同大会は初出場だった。強豪の揃うグループに入ったこともあり、1勝2敗でノックアウトステージ(決勝トーナメント)への進出は逃したが、印象深いサッカーを見せていた。 試合を見てこれだけ「謎」を味わったのは久しぶりだった。このチームは何をしようとしているのか?そもそも布陣は何だ?ピッチで起こる現象を必死に追っても、なかなか答えが