磁気抵抗効果の大きな半導体発見 山形大グループと山形工高の生徒 2009年11月17日 10:15 山形大理学部の研究室で、実験に取り組む山形工業高の生徒 山形大理学部と高大連携協定を結んでいる山形工業高(佐藤義雄校長)の生徒が、佐々木実教授ら研究グループとの共同研究を進め、磁場の中で電気の流れやすさが変化する「磁気抵抗効果」が非常に大きい銀の化合物(半導体)の合成法を発見した。電気抵抗の変化は磁場の強さに比例するため、将来的には磁気記録媒体の磁気ヘッドなどへの応用が期待されるという。その成果をまとめた論文が来年2月刊行の専門誌「サイエンス・ダイレクト」に掲載される。 佐々木教授は「高大連携で本格的な共同研究を行っている例は全国的にも珍しい。生徒が発見した合成法は、私たちが進めている研究にも大きく役立つ」などと評価。佐藤校長も「学校としても名誉だ」と話している。 佐々木教授と共同研究を