日本EVクラブが自作の電気自動車で東京-大阪間を無充電で走破。大阪日本橋に到着して記録のボードを掲げるドライバーの舘内端さん=17日午後4時32分、大阪市中央区(甘利慈撮影) 電気自動車(EV)の普及を目指す市民団体「日本EVクラブ」が製作したEVが17日、東京から大阪までの555・6キロを再充電することなく約13時間半かけて走破した。米テスラ・モーターズが10月27日にオーストラリアで記録した約501キロを上回り、世界新記録を達成した。 使用したEVは、ダイハツ工業製の軽自動車「ミラバン」のエンジンを外し、ノートパソコンなどに使われる三洋電機製の大容量リチウムイオン電池8千320本を搭載。同クラブの舘内端代表(62)が運転して、同日午前3時に東京・日本橋を出発した。雨が降り続けるなかを休憩をはさみながら走り続け、途中で渋滞に巻き込まれながらも、午後4時25分ごろに大阪・日本橋に到着した。