http://blog.nicovideo.jp/niconews/2008/12/002136.htmlを読んで、これは一種のポジショントークではないかと感じた。しかも極めて巧妙な出来である。ニコニコ動画の危機に重要な役割を果たしてくれた人への感謝の意を表す文章という形をとっているが、同時に「ニコニコ動画はコンテンツホルダーの皆さんとちゃんと折り合ってきた実績がありますよ」というアピールにもなっている。なにしろエイベックスとJASRACといえば「著作権にうるさい人」の代表選手のようなイメージがネット上にはある。そことの折り合いをつけたということは、ニコニコ動画にとってもきわめてシンボリックな意義がある。 さらに、ニコニコ動画を支える味方が各界に存在することも付け加えている。これも謝辞という形ではあるが、深読みするとその「味方」がいくらでも膨れ上がって見える、きわめて効果的な表現である。大