ここ数年、ティザー広告を採用するケースが増えている。ティザー広告とは、「商品を直接取り上げずに断片的な情報のみを公開し、消費者の興味をひくことを意図したプロモーション手法」である。あえて情報を小出しにし、消費者を焦らす(tease)ことで事前の期待感を醸成し、より話題性やインパクトを狙うものだ(図表)。 このような手法は各分野で使われている。2006年には任天堂Wii発売時のテレビCMで、Wiiリモコンが「新しいリモコン」であるということのみ説明し、「これは何でしょう?」と消費者に問いかけるケースが話題となった。メーカーサイトでも、ソニーがVAIO type Pの発売にさきがけ、ティザー広告を展開していた。ドレスアップした女性がクラッチバックからなぞの小さな封筒を取り出し、その封筒を開くと「VAIO New Mobile Coming soon」とかかれた赤いカードが登場する。そこからは製
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