ボブ・マーリィ(Bob Marley)とジャマイカ、そしてレゲエ 俺の命より、他の人々の命が重要だ。 みんなを救ってこそ俺はある。 自分のためだけの命なら俺は要らない。 俺の命は人々のためにある。 政治抗争に揺れるジャマイカにはボブ・マーリィの力が必要だった。ボブは敵対する二つの政党の代理人を英国に呼んで休戦協定を仲介。その直後、1978年4月22日にはジャマイカの国立競技場での「One Love Peace Concert」にメインアクトとして出演する。亡命先のロンドンから帰国を決めた理由として語ったのが上の言葉だ。 そして「Jamming」演奏中に、PNP(人民国家党)のマイケル・マンリーとJLP(ジャマイカ労働党)のエドワード・シアガに対して「話があるんだ。二人ともステージに上がってきてくれないか」と呼び掛ける。 聞いてくれ。 すべてを解決するために心を一つにしよう。 至高の精神であ