自分の通う高校の化学準備室から硝酸カリウムなどを盗んだとして、北海道警浦河署は29日、日高地方の高校3年の少年(17)を窃盗容疑で逮捕した。 同署の調べに対し、少年は「爆弾に興味があり、作った」と供述している。 発表によると、少年は今年2月下旬から4月25日にかけて、2回にわたり化学準備室に忍び込み、薬品庫から硝酸カリウム1瓶のほか、硝酸ナトリウム、硫黄、亜鉛粉末など計12点(1万700円相当)を盗んだ疑い。同署は少年の同級生4人も窃盗にかかわったとみて、任意で調べている。 少年が爆弾を持っているとのうわさがあり、高校側が少年に確かめて発覚。少年の自宅からは混ぜた薬品類が見つかっており、同署に対し、「山で実際に爆発させた」などと話しているという。高校の校長は「おとなしく、大きな問題を起こす生徒ではなかった」と話している。