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  • 科学・医療記事の元となった研究を探す方法|Colorless Green Ideas

    はじめに 一般の人に向けたニュース記事で、科学や医療について扱っているものは少なくない。そうした記事の中には、何らかの学術研究の成果を元にして書かれているものがある。ここでは、そうした記事の元となった研究を探す方法について紹介する。 ニュース記事の中のキーワードをヒントにすれば、元となった研究を探し出すことができる。 [1] 一般向けの科学・医療記事には、研究の詳細が書かれていなかったり、ひどい場合には研究内容を曲解して伝えていたりする場合がある。元となった研究を探すことができれば、記事の不明瞭なところをはっきりさせることができるだろう。ただし、元となった研究を読み解く力がなければどうしようもならない。だから、実はここに記されている方法は専門家向けであって、素人には向かないので注意が必要だ。 なお、以下ではウェブ上のニュース記事を例にしているが、紙の新聞記事、雑誌記事などにも応用することが

    科学・医療記事の元となった研究を探す方法|Colorless Green Ideas
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    wh_cm 2015/03/07
    何か気がつかないような方法が…と思って読み進めたけど、至極当然なお話に。というか、こういった記事の元の発表媒体を明記してほしいなあ。(米国なんとか専門誌としか書かないのとか新聞でやるのも止めてほしい)
  • 研究室の藪の中|Colorless Green Ideas

    ある剽窃さわぎから発覚した捏造。しかし、それをめぐる関係者——特任研究員、ポスドク、助教——の言葉は一致せずに……。 査問委員会に問われたる院生の物語 さようでございます。あの剽窃(ひょうせつ)を見つけたのは、わたしに違いございません。わたしは先週いつもの通り、図書館に新しく出た論文を読みに参りました。すると論文の実験結果の段に、あの剽窃があったのでございます。あった処でございますか? それはネイチャーやサイエンスのような注目を浴びる有力誌からは、大分隔たって居りましょう。査読をろくにしていないとの評判の、インパクトファクターのさして大きくない学術誌でございます。 読んだ論文に出ていた実験結果はわたしが以前に読んだ別の論文とまったく同じものでございました。何しろ使われている単語が一字一句同じであるばかりか、結果の表に書かれている数字まで同じでございます。いえ、序論や結論はさすがに同じ論文か

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    wh_cm 2014/04/23
    【映画化決定】【世界のクロサワ】(というねつ造)芥川愛の方が強烈すぎて、ブクマ伸びていないのかなー。
  • 注文の多い料理店―院生編|Colorless Green Ideas

    キャンパスの外れをさまよっていた院生が見つけた研究室。そこには「当研究室は貢献の多い研究室ですからどうかそこはご承知ください」という文言。この研究室は一体? 文 二人の若い院生が、いっぱしの研究者きどりで、キャンパスの奥深くの、人気の少ないとこを、こんなことをいいながら、あるいておりました。 「ぜんたい、ここらの研究室はけしからんね。研究費もろくにもってやしない。なんでも構わないから、金の心配なしに、実験をやってみたいもんだなあ。」 「実験に使ったマウスをガスバーナーで焼いて、大学生協で買ってきた焼き肉のタレをつけてべたら、ずいぶん痛快だろうねえ。かりかりと焼けて、それからぐいっとビールを飲めるだろうねえ。」 それはキャンパスのだいぶ奥でした。案内してきた万年助手も、ちょっとまごついて、どこかへ行ってしまったくらいの奥でした。 風がどうと吹いてきて、草はざわざわ、木の葉はかさかさ、木は

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    wh_cm 2013/02/24
    かけんひ、とてちてけんじゃ。等の他の賢治作品も来るかな。
  • 杜子春―ポスドク編|Colorless Green Ideas

    無職の博士の前に現れた白衣を着た老人。老人は仙人ならぬ専任のようで、博士を助けるために手をさしのべる。その結末やいかに? 文 一 或春の日暮です。 とある大学の西の門の下に、ぼんやり空を仰いでいる、一人の若者がありました。 若者は無職の博士といって、元はしっかりとした大学院で学位をとったものでしたが、学位取得後も職はなく、奨学金という名の借金ものしかかり、今はその日の暮しにも困る位、あわれな身分になっているのです。 「日は暮れるし、腹は減るし、その上もうどこへ行っても、雇ってくれる所はなさそうだし――こんな思いをして生きている位なら、いっそ走ってくる電車へでも身を投げて、死んでしまった方がましかも知れない」 博士はひとりさっきから、こんな取りとめもないことを思いめぐらしていたのです。 するとどこからやって来たか、突然彼の前へ足を止めた、白衣を着た老人があります。それが夕日の光を浴びて、大

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    wh_cm 2013/01/27
    「歯車」のパロディを書き出したら、作者が大丈夫なのか心配しようかな。研究室内「藪の中」も楽しみにするかなー。
  • 蜘蛛の糸―無職博士編|Colorless Green Ideas

    学歴ワーキングプア地獄で苦しむ無職の博士に対して御釈迦様がさしのべた助けとは? そして、博士はその助けで学術界の底辺から抜け出せるのか? 文 一 ある日の事でございます。御釈迦様は極楽の象牙の塔を、独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。象牙の塔の頂上に収められている学術の成果は、みんな玉のように輝き、そのまん中にある金文字表紙の博士論文からは、上質紙の何とも云えない好い匂が、絶間なくあたりへ溢れて居ります。極楽は丁度朝なのでございましょう。 やがて御釈迦様はその象牙の塔に御佇みになって、ふと下の容子を御覧になりました。この極楽の象牙の塔の下は、丁度学術界の底辺に当って居りますから、淀んだ空気を透き徹して、高学歴ワーキングプア生活やブラック研究室の景色が、丁度擦硝子を通したように、ぼんやりとのみ見えるのでございます。 するとその学術界の底辺に、無職の博士と云う男が一人、ほかのポ

    蜘蛛の糸―無職博士編|Colorless Green Ideas
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    wh_cm 2013/01/25
    そのような捏造では、やんごとなきラボに行った時にどうすると叱責される「鼻」とか、夢のようなデータが出続けるが、欲に負けると無と帰す「魔術」あたりもできそうですね。
  • 羅生門―ポスドク編|Colorless Green Ideas

    衰微した平安朝の下人の話ならぬ、衰微した平成朝の下人、もといポスドクの話。校門に捨てられたポスドクが、薄汚れた研究室で見たものとは? 文1 ある日の暮方の事である。一人のポスドクが、大学の校門の下で雨やみを待っていた。 広い門の下には、この男のほかに誰もいない。ただ、所々塗装の剥げた、大きな鉄柱に、蟋蟀が一匹とまっている。校門が、キャンパスの入口にある以上は、この男のほかにも、雨やみをする学部生や大学職員が、もう二三人はありそうなものである。それが、この男のほかには誰もいない。 何故かと云うと、この十数年、学術界には、大学院重点化とか学力低下とか国大法人化とか事業仕分けとか云う災がつづいて起った。そこでキャンパス内のさびれ方は一通りではない。旧記によると、博士論文や貴重書籍を打砕いて、そのハードカバーがついたり、箔押の金文字がついたりしたものを、路ばたにつみ重ねて、キムワイプの代わりに売

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    wh_cm 2013/01/22
    ポスドクの行方は、誰も知らない。
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