成人式会場で日本刀の模造刀を違法に持っていたとして、山口県警下関署は9日、下関市の土木作業員の少年(19)を銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕し、発表した。 同署によると、少年は9日午後0時半ごろ、成人式があった同市豊前田町3丁目の海峡メッセ下関で、刃渡り約70センチの模造刀を所持していた疑いがある。この模造刀に殺傷能力はないという。 少年は式典には出なかったが、その後のパーティーに羽織はかま姿で出席。「羽織はかまを着れば刀が要ると思った」と供述しているという。会場周辺で記念撮影する際に模造刀を振りかざし、「日本刀を振り回している男がいる」と110番通報があった。