1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/05/20(火) 12:20:55.27 ID:Ag6Oy1bS0 ピシャッと音を立てて、第5ドールの真紅は窓を閉めた。 「はー」 頭を押さえ、眉間にしわを寄せてベッドに座り込む。 外では、相変わらずフギャアア、フギャアアア、とうなり声が聞こえる。 「猫って嫌いだわ」 読みかけた本をぱたんと閉める。 「ふうっ」 足をぶらぶらさせた後、ベッドにぼふっと倒れ込む。 部屋の隅には鞄が4つ。 そのうちの2つには、花が添えられている。 「………」 真紅はそれをちらっと見やり、やがて静かに眼を閉じた。 関連 ローゼンメイデン適当話「あれ…桜田君が出てこない…………」 真紅「あら…?私のくんくんセットがない……………」 ローゼンメイデンの話「ねえ、何を探しているの……?」 ローゼンメイデンの話「彼岸の花は秋に咲く」 ローゼンメイデンの