巨人の大道典嘉内野手(41)が29日、現役を引退したことが分かった。日本プロ野球機構(NPB)が発表した。大道は1987年、ドラフト4位で三重・明野高から南海ホークス(現ソフトバンクホークス)に入団。南海ホークスに所属していた最後の現役選手だった。 07年に巨人に移籍し、右の代打の切り札として活躍。今季は1軍で5試合に出場し、5打数無安打だった。 今年4月に急逝した故・木村拓也コーチとは公私ともに親しい間柄だったこともあり、この日行われた引退会見では「木村コーチの分まで頑張ろうと思っていたが…」と目を潤ませた。しかし、最後は花束を受け取り、「悔いなく野球人生を過ごせた」と明るい表情で話した。