『藤森照信展 諏訪の記憶とフジモリ建築』が日曜日で終了してしまうと金曜日の夕方に知ったので朝食のパンを咥えて全力疾走で角を曲がって少女とぶつかる勢いでいってきた。 茅野市美術館の前庭に置かれた(吊られた)「空飛ぶ泥舟」というヘンテコな建造物を見た瞬間に『ヤラレタ!』と思った。多くの建築設計に携わる人たちみんなが誰でも一度はああやって地上から浮かせる建物(なぜか決まって卵型)を思い描いたことがあると思う。どういう記憶や法則でソレを思い描くのか知らないけれどもそういうモノを作りたがってた人を何人か知っている。僕が描いたものは天井と床が繋ぎ合わせた一枚の鋼板で壁は全て透明ガラス。その箱の中にオレンジ色に塗った球状の水廻りのユニットを置いて、橋梁に使うような四本の太い鉄骨柱の頂点からワイヤーで箱ごと宙吊りするというものだった*1。面接時に持参する図面として描いたのだけど事務所の所長さんに見せると「
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