今年一年は、Emacs の記事を多く書いてきましたが、1年の纏めとして、今まであえて避けてきた Emacs Lisp についての話をしておきたいと思います。 Emacs Lisp はシンボルの集合、それは大相撲協会が力士の集合であるのと同じ。 Emacs Lisp (以下、Elisp) は、他の多くのプログラミング言語と違い、シンボルというものの集合で出来ています。例えるなら、大相撲協会が力士というものの集合で、出来ているのと同じだと言えます。 プログラムでよくある、変数に値を代入する式を書いてみましょう。 (setq yokoduna "朝青龍") ; シンボル^ ^シンボル ^シンボル 上の式は、全てシンボルで構成されていますが、それらは、関数であったり、変数であったり、文字列であったりします。 Elisp は、シンボルにカッコやクオートをつけることで、その役割を変えるのです。それは、