吉祥寺駅前で。 なんかボクシングとか格闘技の、 もはやグロッキー状態でロープダウンしてるようなサラリーマン。 ちゃんと帰れたのだろうか。 「今日の猫村さん」のほしよりこの新作、 『僕とポーク』(マガジンハウス)、よかったー。 中編マンガが、3作。 どれも違った趣向で、全部良かった。 「たろちゃん」という話は4歳の女の子の話で、 リアルな4歳児の「ネット買って」というのと、パソコンを 「薄っぺらいのをひょいと広げてカチカチやるやつ」という ちょっと時代遅れな両親の話に頬が緩む。かわいおかしい。 タイトル作「僕のポーク」は、テレビで観た難民問題から、 自分で考えて子ブタを盗んできた(肉は腐るから生きたブタを 送ろうと思って)小さな子供の、結婚するまでの人生を描いた、 ちょっと泣けるようなおもしろい話。 本当にお話運びと細かい寄り道、世界の設定がうまい作家だなーと思った。 3作目の「文豪の苦悩」