2011年9月24日のブックマーク (2件)

  • 「モテ」とはどんな状態のことを指すのでしょうか。あなたの定義を聞かせてください。 - okadaicインタビュー

    自分にあてはめて回答するといろいろとややこしいことになりそうなので、私が考える「モテ」の権化である、ある男性の存在を使ってお答えしたいと思います……ええ、はい、宮沢和史です。 宮沢さんは、音楽を始めたきっかけを「モテたいから」ただそれだけだったと、昔からしょっちゅう口にしています。彼のあらゆる言動はすべて「モテたい」「女の子にキャーキャーゆわれたい」という気持ちに突き動かされたもので、デビューから二十数年経った今現在にいたるまで、微塵も揺らいでおりません。彼は自分がモテるためなら何でもします。歌います。踊ります。暴れます。脱ぎます。歩行者天国の路上で。皇族の前で。世界各国を旅して回りながら。40代も半ばを過ぎたのに。三児の父なのに。求められるがまま、どこへでも行ってモテを披露します。アウェーではシャツのボタンを襟元まで閉めて「そうです私が島唄です」とおすまし顔をしていることが多いですが、

  • 『働けECD わたしの育児混沌記』/植本一子 - 空中キャンプ

    下北沢の町を、小さな子どもを抱えて歩くECDを見たことがある。ECDが結婚して父親になったという話は聞いていたし、彼の著作(『失点・イン・ザ・パーク』)に書かれた厳しい生活の状況も知っていたので、その姿は何やら胸に沁みる光景であった。まさに「生活する者」の姿がそこにあったようにおもえたのだ。余計なお世話だが、赤ん坊を抱える手がややおぼつかず、落としたらどうしようと心配したことを覚えている。 ECDというのは80年代後半から長らく活動しているラッパーで、90年代にはメジャーレーベルからたくさんの音源をリリースしていたが、彼自身の著書によれば、メジャーとの契約が終了して以降は経済的に逼迫し、日中は仕事をしながら自主レーベルからのリリースやライブ活動というかたちを音楽をつづけていたという。アルコール依存症で体調を崩した時期もあったようだ。それでも、下北沢で見かけた彼と、彼の腕にしがみつく小さな子

    『働けECD わたしの育児混沌記』/植本一子 - 空中キャンプ