青山スパイラルホールで行われた『劇的3時間SHOW』という10日間くらいに渡るイベントの中で、メディアアーティストの岩井俊雄さんの回があるということで行ってきました。 で、その後半は6年の歳月をかけてとうとうこの9月にイギリスでテスト販売が開始されたという「TENORI-ON」というガジェットの紹介だったのですが、これが思いがけず、いい。 ちなみにこんなやつです。 岩井さんがこの楽器を製作した理由のひとつとして、現代ならではの楽器を作りたかったという点をあげています。たとえば、これまでの楽器はその演奏スタイルも含めてどれも非常に個性的です。ピアノやギター、バイオリンは演奏するポーズだけで、それとわかります。でも、1900年代以降、(テルミンを除いては)本当の意味での新しい楽器は出てきていないと岩井さんは指摘しています。確かにシンセサイザーなどは基本的にピアノの鍵盤というインタフェースを踏襲