「冷温停止状態」16日宣言へ 12月12日 18時10分 福島第一原子力発電所の事故収束の前提になっている、東京電力がまとめた、今後3年程度の安全対策について、国の原子力安全委員会は問題ないとして了承しました。この結果、事故の収束に向けた工程表の「ステップ2」を達成する条件はすべてそろったことになり、政府は今月16日にも原子炉の「冷温停止状態」を宣言する予定です。 東京電力は、事故の収束に向けた作業状況を記した工程表で、「ステップ2」と呼ばれる目標を達成するため、収束後の3年間程度を見据えて、原子炉の冷却方法や水素爆発を防ぐ対策などを盛り込んだ、中期的な安全対策を取りまとめました。これについて、国の原子力安全・保安院は、今月9日、「内容は妥当」と判断したうえで、12日に原子力安全委員会に説明し、最終的な審査を受けました。委員から「原子炉は安定した状態に向かう途中で、トラブルの可能性は残って