タグ

ブックマーク / cocolog-nifty.hatenablog.com (5)

  • 豆ご飯の苦悩 - 山下泰平の趣味の方法

    私は豆ご飯が嫌いだった。 数年前に当に嫌いなのか確認したくなり、野菜の無人販売所でウスイエンドウを購入し豆ご飯を作ってみたところ異常に美味かった。それで私は豆ご飯が嫌いではなかったということが判明した。 私の同年代には豆ご飯を嫌う人がわりといて、当時は冷凍のグリンピースを使った豆ご飯が主流だった。そういうレシピが局地的に流行していたか、学校給で使われていたのかもしれない。今は冷凍の技術も発達していてまた違う状況なのだろうが、昔は冷凍グリンピース自体が美味しいものではなかった。そりゃ美味しくはないよねといった感想で、とにかく昔の冷凍グリンピースで作るのと、サヤに入った新鮮な豆で作る豆ご飯は全く別物だという感想であった。 それ以来、毎年豆ご飯をべたくなりウスイエンドウを無人販売所に買いに行くんだけど、豆は人気があるため基的に争奪戦である。あったら躊躇せずにすぐ買うというスタイルでなくて

    豆ご飯の苦悩 - 山下泰平の趣味の方法
  • 生活の危機 - 山下泰平の趣味の方法

    ヤバい雰囲気がある 就職活動をしなかったのでよく分からないんだけど、おそらく私は就職氷河期の人で一般的な認識だとあまり良い生活をしていないと思う。それでもなんの不自由もなく、わりと快適な人生を送っているなと認識をしている。なんで快適なのかっていうと、生活をそういう風にデザインしてきたからで、こういう感じでずっと生きてくぞーって決めてたんだけど、最近ちょっとヤバい雰囲気が出てきている。 理由は新型コロナウイルスによる社会の変化で、これまでの私の生活やヤバくなってきた時の対処法が、今の世の中だと通用しなくなってきている。対処方法は次の通りである。 逃れられないストレスが発生したら別の場所のストレスを減らす 労働に重きを置かない 不快な情報を遮断する 趣味で遊ぶ わりと普遍的な手法だと考えてたのだが、今はちょっと微妙になってきている。 逃れられないストレスが発生したら別の場所のストレスを減らす

    生活の危機 - 山下泰平の趣味の方法
    white_rose
    white_rose 2021/08/29
    “トラブルを避けるためには正しさよりも多くの人がなにを考えているかのほうが重要である。なぜなら今後はルールから外れた人間が攻撃の対象になる可能性があると考えているからだ。”
  • 明治時代のフィクションで遊廓や遊女がどう美化されたのか紹介する - 山下泰平の趣味の方法

    かなり長く(約15000文字)なってしまったので最初にまとめておくと、この記事は『岩見武勇伝』という物語に生じた変化を紹介しながら、『社会の状況が変化すると娯楽物語の内容も変化する』といったことが書かれている。遊廓は登場するが、その実態については触れていない。 岩見重太郎の妹お辻 『岩見武勇伝』は不完全だから語られ続けた お辻が仇討ちの旅に出るまで 侠客の登場 ヒーローになる若松太兵衛、アイドル化するお辻 なぜお辻の扱いに変化が起きたのか 岩見重太郎の妹お辻 今では忘れ去られてしまっているが、かって岩見重太郎と呼ばれるヒーローがいた。 狒狒を殺す岩見重太郎 岩見重太郎・塙団右衛門 玉田玉秀斎 講演 立川文明堂 大正六(一九一七)年 『岩見武勇伝』は主人公の重太郎が父親の仇である広瀬軍蔵を打つため諸国を巡りつつ、狒狒や山賊を退治し、天橋立で百人斬りを達成、ついでに広瀬軍蔵も完璧に殺害、豊臣秀

    明治時代のフィクションで遊廓や遊女がどう美化されたのか紹介する - 山下泰平の趣味の方法
  • 舞姫の主人公をボコボコにする最高の小説が明治41年に書かれていたので1万文字くらいかけて紹介する - 山下泰平の趣味の方法

    舞姫の主人公をボコボコにする小説が明治41年に書かれていたので1万文字くらいかけて紹介したいと思います。 舞姫の主人公を殴れば解決するのでは? 冒険旅行ブーム 島村隼人、エリスに刺されそうになり豊太郎を殴ることを決心する 舞姫との差異 ハイカラを討伐しよう アフリカ人と帰国しよう 世界統一ブームがあった 豊太郎廃人となる 舞姫のために 追記 舞姫の主人公を殴れば解決するのでは? 森鴎外による舞姫っていう小説がある。舞姫の内容を知らない人のためにあらすじを書いておこう。 子供の頃からずっと勉強してた太田豊太郎は22歳になると国費でベルリンに留学、ところがヨーロッパの文化に触れ近代的自我に目覚めてすごい苦悩をする。色々あって豊太郎は踊り子のエリスと仲良くなるんだけど、ついでに無職になってしまう。親切な友達の紹介で職をゲットしたらエリスが妊娠、なんだかんだでロシア仕事に行くことになる。エリスは

    舞姫の主人公をボコボコにする最高の小説が明治41年に書かれていたので1万文字くらいかけて紹介する - 山下泰平の趣味の方法
  • サブリミナルでオリンピックエンブレム大不運 - 山下泰平の趣味の方法

    東京五輪エンブレムで佐野さんって人がメチャ怒られてて、マジ不運だと思う。 私があのオリンピックのエンブレムを作ったとして、まず考えるのは『エンブレム一回使われるごとに30円くらい金もらえそうだから1万回使われたら30万かーとりあえずアマゾンでプラモ12個買うぜ』みたいなことだと思う。もちろん塗料もふんだんに買う。なぜ12個なのかを説明しておくと、毎月ひとつ作るからです。それでプラモが届いたら、関連商品に復刻されたマイティーフロッグとトマホークが出てくるから、次はラジコンを買うと思う。どうせエンブレムで金入るだろって思ってるから絶対に注文する。お母さんに怒られるかもしれないけど、俺が東京五輪エンブレムだッて威張って切り抜けることができる。これは俺の場合だけど佐野さんも似たようなもんだと思う。佐野さんの場合は風貌がワガママっ子っぽいから、余計なものを買ってもお母さんは怒ってこないけど、奥さんが

    white_rose
    white_rose 2015/09/08
    やばい
  • 1