HBOのドラマ『ウエストワールド』のヒットにより、セックスロボットは、一般大衆の意識のなかに一気に入り込んだようだ。そして現実の世界でも、セックスロボットはその数を大幅に増やしている。そして、それらが人間の「お客」にもたらしうる影響について疑問を投げかけている。 『ウエストワールド』に登場する人間そっくりのロボットと違い、実在の市場で流通するセックスボットはいまのところ、うめき声を発したり、触ると温かかったりするぐらいのことしかできない。しかしいま、カナダのある企業による試みが、非常に厄介な議論を人々に突きつけている。 テキサス州ヒューストンがこの問題の渦中に投げ込まれたのは、つい先日のことだった。セックスロボットのメインストリーム化を目指すキンキーズ・ドールズ(KinkysDolls)が、同市で「ラブドール売春宿」をオープンする計画を発表したのだ。 この娯楽施設では、客はロボットと一対一