Netflixでおそるおそる観た『フラーハウス』。第1話を見終わったところで、思いがけず感動している自分に気づいた。懐かしさにじゃなくて、新しい設定の妙味に、だ。 新世代の物語 番組のテイストは、20年前と一部も変わらない。よくぞここまで大胆に「懐古」を突き通したと思う。誰もが顔を知っているという前提で、タナー一家の面々が、すっかり老け顔のドヤ顔で次々と登場、ほとんど筋らしい筋もなくハグしたりモノマネしたり歌ったり。ところが、このベッタベタのほのぼのを見ているうちに、次第に状況が見えてくる。 一家は親たちも子供たちもそれぞれ仕事で成功しており、家を売りに出してそれぞれバラバラに生活しようとしている。その最後のお別れパーティで久々に再会した一家(+キミー)は、シングルマザーとなったDJが3人の息子の子育てに不安を感じているのを知ることになり……。 そうして、第1話の最後に、新たな『フラーハウ
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