本連載はSQLの応用力を身に付けたいエンジニア向けに、さまざまなテクニックを紹介する。SQLの基本構文は平易なものだが、実務で活用するには教科書的な記述を理解するだけでは不十分だ。本連載は、著名なメールマガジン「おら!オラ! Oracle - どっぷり検証生活」を発行するインサイトテクノロジーのコンサルタントを執筆陣に迎え、SQLのセンス向上に役立つ大技小技を紹介していく。(編集局) 今回は、非常に大きなデータを扱う方法を紹介しましょう。大きなデータを格納する際には、LOB(Large Object)という非構造化データ(バイナリデータや大量のテキストデータ)を使用します。 Oracleに格納できるLOBの種類 Oracleデータベースに格納できるLOBには、以下の4種類が存在します。 LOBの種類 説明 BFILE