2018年8月7日のブックマーク (1件)

  • ブログ小説【デリートマン】㉚

    最後のデリートマン①「田坂、今日予定あるか?大丈夫ならちょっといこうか?」 週末、金曜日の仕事終わり、新藤がクイっとグラスを傾けるそぶりを見せながら声をかけてきた。 「はい。特にはないので、いきましょうか」 「僕もいきます!」 隣で小島がそう言った。 『デリートサイトで人を消す』 そう決意してから三ヶ月が経っていた。 この三ヶ月、大量にいろいろな人間を消した。政治家、弁護士、犯罪者、医者など。消していったのは、ニュースなどで取り上げられた、いわゆる『悪徳』とイメージのついた人間だ。 その一方で、必要なのでは?と思う人間も消していった。ノーベル賞を受賞した科学者、芥川賞を受賞した作家、金メダルを取ったオリンピック選手。弱小プロ野球チームを優勝に導いた監督まで。世の中に大きく貢献し、これからもするであろうと思う人物も消してきた。 結果は、どちらの類の人間を消しても、結果は良くなることもあれば、

    ブログ小説【デリートマン】㉚
    winders-sakamoto
    winders-sakamoto 2018/08/07
    dendeさん、読んでくださりありがとうございます!! やっと完結できそうです(^_^;)