グローバルな合従連衡が進むIT業界で、国産ITメーカー大手はこれからどう動くのか。NECのプラットフォーム事業責任者に先週、単刀直入に聞いてみた。 HPとタッグチーム結成の可能性は? 本連載コラムではこれまで幾度か、企業向けIT事業分野における大手ベンダー同士の「グローバルな合従連衡」への期待ということで、私見ながら1つの仮説を述べてきた。 企業向けIT事業分野で、ハードウェア、ソフトウェア、サービスを総合的に提供できるグローバルなメジャープレーヤーといえば、米国のIBM、HP、そしてSun Microsystemsを買収したOracleなどに絞られる。国産大手の富士通、NEC、日立製作所もこの一角に名を連ねたいところだ。 そこで立てた仮説とは、とくにミッションクリティカルなサーバ分野で長年の戦略的協業関係を築いてきた、Oracleと富士通、HPとNEC、IBMと日立製作所が、それぞれさら