小売業専門のコンサルティングを展開しているリテールサポート(東京都千代田区)は、小売店内での不自然な行動をキャッチし、万引などの犯罪が発生する前に警告する「進化型万引き動作検知カメラシステム“サブローくん”」を9月から本格販売する方針を明らかにした。小売業界では悪質な万引が後を絶たず、経営を圧迫するケースも多いといい、大手書店やレンタル業界を中心に販売拡大を図る。 「動作検知システムを万引の発生抑止に利用したシステムは、日本で初めて」。長年、小売業のコンサルティングに携わってきたリテールサポートの山内三郎社長は、サブローくんの販促に自信を示す。 サブローくんは、人が万引や盗撮などの犯罪行為に至るまでにとりがちな、「そわそわ」「しゃがみ込み」「首を左右に振る」などの不自然で怪しい行動パターンを分析・データ化し、移動体を判別するプログラムと組み合わせた。防犯カメラと連動させることにより、動