#MeToo(私も被害に遭った)から#WeToo(私たちも行動する)へ――。米ハリウッドでの告発に端を発し、性被害について#MeTooと声を上げる動きは、日本でも広がった。一時的なブームで終わらせず、性被害や性別に対する偏見のない社会を目指そうと、若い世代が立ち上がっている。動き始めたのは、女性ばかりではない。 内閣府の調査では、女性の15人に1人が異性から無理やりに性交された経験があり、約4割が10代以下だった。若い世代が性暴力の被害者にも加害者にもならないためには、適切な性教育が欠かせない。 1月半ば、東京都港区の私立正則高校。1年生の「総合(人間の性と生)」の授業で、先生が#MeTooを取り上げた。 同校の1年生は年間を通じ週…