保険の乗り合い代理店の最大手、「ほけんの窓口」が過去5年で店舗数が3倍、この5カ月でも3割以上も契約高を伸ばすなど絶好調で、保険業界で1人勝ちの状況だ。2013年7月に今野規夫前社長が不動産取引にからむ消費税法違反で在宅起訴されるという不祥事を受けて急きょ社長に就任、「第2の創業」を掲げて、マネジメントを抜本的に改革し成長に導いてきた窪田泰彦会長兼社長に業績好調の秘訣を聞いた。 Q 「ほけんの窓口」が急成長した理由は A 大きくいって2つある。1つは保険業界の歴史的な変化で、これには4つの理由がある。1つは保険商品の革命が流通革命を起こした。2番目は消費者としての意識行動が変わり、これまでの売り手市場から買い手市場になった。3つ目は社会構造の変化で、保険会社が売る商品から消費者が自分の身の丈にあった商品を買い求めるようになった。4つ目は生保、損保がワンストップ化となった。これらが我々の出番