トヨタ自動車は、国際宇宙ステーション(ISS)に2013年末から長期滞在する宇宙飛行士、若田光一さん(49)の話し相手となるヒト型ロボットの人工知能を開発、2月に完成させる。トヨタは施設案内ロボットの開発経験があり、今回は孤独な宇宙飛行士と自然な会話ができる水準を目指す。技術は運転者と車が会話するサービスなどに生かす。 ロボットは宇宙航空研究開発機構の呼び掛けで、トヨタや電通、東京大学先端科学技術研究センター、ロボット製作会社「ロボ・ガレージ」(京都市)が共同開発。身長三十四センチ、体重約一キロと小柄だが、日本語のやりとりができ、地上に向け情報発信もする。 トヨタは音声認識や人工知能のソフトウエア開発を担う。ロボットは一三年夏、ISSの日本実験棟「きぼう」に向け打ち上げられ、同年末から日本人初のISS船長として約半年間、滞在する若田さんのパートナーとなる。 トヨタは〇七年、案内ロボット「ロ