睡眠中に「暑くて寝苦しい」と感じたらエアコンの冷房が効き始め、起床直後に「和食が食べたい」と思ったら、ロボットがご飯と味噌汁を用意してくれる――。近い将来、こんなSF映画のような生活が現実のものになるかもしれない。すでにスマートフォン(スマホ)やタブレット(多機能携帯端末)の普及で簡単なタッチや音声で命令を入力できるようになり、身ぶりや音声、視線で機器を操作する技術も登場している。そして次は「脳
脳波によって制御する義手を使い、「コーン」を積み上げる四肢まひ患者のジャン・シュールマン(Jan Scheuermann)さん(2012年12月17日、米ピッツバーグ大健康科学大学院提供)。(c)AFP/University of Pittsburgh Schools of the Heath Sciences/Ronald Fontana 【12月18日 AFP】米国防総省関連機関が支援する研究チームが、脳波で制御する義手の最先端をいくロボットハンドを製作したと、17日付の英医学専門誌ランセット(The Lancet)に発表した。 さらに開発を重ねれば「長期のまひを抱える人も、日常生活を営むための手の位置や向き、動作などを命じる自然で直感的な指令信号を回復しうる」とチームは期待をかけている。 研究者たちが長年関心を持っているのは、動作に関連する脳の部位の脳波をインプラントによって拾い、そ
脳刺激タイプの人工眼装置をつけて家のそばの海辺にたたずむシェリー。「すごい……明るいわ!」彼女の口から、感動のつぶやきがもれた。(ディスカバリーチャンネル=写真提供) プレジデントオンライン 人間の感覚で最も重要とされる視力。その視力を、事故や病気などで失う人は大勢いる。もしその力を、テクノロジーの力で取り戻せたら――。アメリカ・ミズーリ州に住むシェリー・ロバートソンは、19歳のときに交通事故にあい、両目を摘出する大けがを負った。それから15年たった2004年、彼女は光を取り戻すため、大きな賭けに出た。失った眼球に代わる新しい人工の「眼」を、体に埋め込む実験に志願したのだ。失われた視覚を補う「人工眼」には、いくつかの種類がある。眼球の中に電極を埋め込んで、網膜を電気で刺激するもの、眼と脳をつなぐ視神経を刺激するもの、脳の視覚をつかさどる部分(視覚野)を刺激するもの、などなど。シェリーが実験
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