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UNIXの基本的なコマンドの1つであるdiff。 これに実装されているアルゴリズムは実に興味深い世界が広がっています。 本稿では、筆者が開発した独自ライブラリ「dtl」をもとに「diffのしくみ」を解説します。 はじめに diffは2つのファイルやディレクトリの差分を取るのに使用するプログラムです。 ソフトウェア開発を行っている方であれば、SubversionやGitなどのバージョン管理システムを通して利用していることが多いかと思います。本稿ではそのdiffの動作原理について解説します。 差分の計算の際に重要な3つの要素 差分を計算するというのは次の3つを計算することに帰結します。 編集距離 2つの要素列の違いを数値化したもの LCS(Longest Common Subsequence) 2つの要素列の最長共通部分列 SES(Shortest Edit Script) ある要素列を別の要
文章力の向上に特効薬はありません。プロの仕事として通用する文章を、楽に"量産"出来るようになるには、最低でも1~2年は文章づけの環境で"修行"を積む必要がありますし、意識的なトレーニングを欠かさず継続していく必要があります。 もちろん、24時間365日、文章のことばかりを無理に考えていても長続きしません。生活の中にとりいれやすいトレーニングからはじめて、少しずつ習慣づけていくのが良いでしょう。 最終回の今回は、筆者や筆者周辺のライターが普段心がけているトレーニング法を、いくつか紹介してみたいと思います。 普段からできる、文章力向上ためのトレーニング 常に"アラ探し"をしながら文章を読む 新聞・雑誌・Webはもちろん、フリーペーパー、電車の吊り広告、レシートの一枚に至るまで、私たちの身の周りには、いつもたくさんの文章が溢れています。これらをただ漫然と"眺める"のではなく、良否を感じるポイント
編集/ライティングの作業をしていて一番つらいのは、筆が進まない"行き詰まり"に陥った時です。体力・気力を大きく削がれますし、予想外に時間を消費してしまい、その先の作業を更に圧迫して、強い悲壮感の中で延々と書き続けなければならない最悪の状況をまねいてしまうことさえあります。 こうした袋小路から短時間で脱出するためのスキルを身につけておくことは、文章力を磨くのと同じぐらい重要です。今回は、筆者が執筆に煮詰まったときに行っている対処策を、いくつか紹介しましょう。 構成作りが上手にいかないときの対処策 ページ構成/見出し構成を考えるとき、何度練り直しても上手にいかず、むしろ、どんどんおかしなポイントが増えていってしまうことが良くあるものです。その多くは、無理に整った構造を作ろうとすることが原因で起こります。 説明対象について十分な知識があれば、難なく正規的な構成を組むことができる場合もありますが、
言うまでもなく、文章はメッセージを文字を使って伝達するコミュニケーション手段です。読み手が途中で閲覧を断念しないように、少しでも読みやすく、分かりやすく、読み手にストレスを与えない状態にすることは、編集/ライティングにおける最低限のタスクです。また、文章の可読性を高めることは、ユーザビリティの基本でもあります。 読みやすい文章をスラスラと書けるようになるにはそれなりの経験が必要ですが、意識すべきポイントはそれほど多くはありません。これから数回に分けて、その要点について説明していきます。 細かな部分の調整は最後に行う 文章を手直しするとき、多くの人は、言葉じりの調整だけで何とか済ませようとします。しかしそれは、作業全体の労力を考えると、あまり上手な進め方とは言えません。 なぜなら、文章の読みにくさ/分かりにくさは、構造的な問題から生じていることが多いからです。ビジュアルデザインにおいて、バラ
直接会って何かを伝えるときには、身振り手振り、表情、声色など、あらゆる表現手段を駆使することが出来ます。しかし文章は、基本的に言葉だけで意図することを伝えなければなりません。 また日常の会話でも、聞き取りにくい・分かりにくい言葉があると話をうまく理解出来ないものですが、文章の場合はそれがもっとシビアです。会話の基本である「相手のことを考えて話す」ことを忘れず、ユーザーの立場で一つ一つの言葉を選ぶように心がけましょう。 言葉と言葉の切れ目を分かりやくする 人は、文章という文字列の中から、一つ一つの言葉を切り出しながら内容を読み取っていきます。英文では一つ一つの単語をスペースで区切って記述していきますが(分かち書き)、日本語の場合はそういった区切り方はあまり使いません。もし文中に似たような種別の文字ばかり連続する部分があると、その都度知っている言葉を当てはめて"つぶ"を分けていくしかなく、
しどろもどろのスピーチを聴くのは誰でも苦痛なものです。文章も同様に、読んでいて"息苦しさ"や"テンポの悪さ"を感じさせるポイントがあると、読者は強いストレスを感じます。単に"分かる"ようにするだけでなく、"音のつながり"を美しく整えておくことは、文章の可読性を考える上で最も重要な課題の一つです。 人は頭の中で声を出しながら文章を読んでいきます。まずは以下を参考に、実際に声に出してみたときに不自然な部分をなくしていきましょう。誰もが"流ちょう"だと感じるレベルまで美しくするのは大変ですが、閲覧を妨げるほど"聴くに堪えない"状態からはすぐに抜け出せるはずです。 読点は出来るだけ少なめに、適切な位置に はじめに注意したいのが読点「、」の数と位置です。読点は文意を区切るだけでなく、無音の1文字=いわば文章の"4分休符"としての役割も持っており、数が多すぎたり、誤った位置にあると、読み上げたときのリ
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