ペンタックスは今回のフォトキナに、世界最小のAPS-Cサイズセンサー機「K-m」を持ち込んだ。圧倒的に小さく、しかし右手への馴染みが良いフォルムを持つK-mは、そのサイズとは裏腹にボディ内手ぶれ補正機能までを盛り込むことに成功している。 開発現場のリーダーシップを取ったイメージングシステム事業部 副事業部長兼開発統括部長の北沢利之氏に、K-m、そして今後の製品について話を伺ってみた。[インタビュー:本田雅一] ■ 目指したのは“普及機の中の中級機” ――今年はすでに発表済みのK20D、K200Dの2機種が発売されている中、3機種目としてK-mが投入されました。まずは製品の開発意図について話を聞かせてください。 「ペンタックスの……というよりも、一眼レフカメラ業界全体を見渡してペンタックスの良さを引き出せると確信し、開発を進めてきたモデルです。業界全体を見渡してアマチュア向け一眼レフカメラの