半年ぶりに自宅へ帰ってきたカピバラのかっぴー 昨年6月末から神奈川県藤沢、茅ヶ崎市内などで相次いで目撃されたカピバラが保護され、2日、藤沢市の飼い主のもとへ戻された。庭の柵を越えて約半年。発見されたのは、15キロ以上離れた大磯町の民家の軒下だった。リンゴやキャベツをむしゃむしゃと食べる元気な様子で、飼い主の50歳代の女性は「ほっとしています」と笑顔で感謝を述べた。(鈴木伸彦) カピバラは2、3歳のオスで、体長1メートルほど。昨年5月から自宅で飼っていたが、同6月末に庭にあったケージの屋根に登り柵を越えて逃げたという。7月中旬には、茅ヶ崎市西部の小出川下流にすみつき、近くの子どもたちから「かっぴー」と名付けられ、人気者になっていた。 だが、同10月の台風19号の接近で小出川が増水してから一時行方不明に。その後、平塚漁港周辺などで目撃されたものの、移動する範囲が広くなった。同12月31日、大磯