I/O機能の拡張 Tomcat 6.0.xでは、「Apache Portable Runtime(APR)」や「New I/O API」を取り込んだことでI/O機能が大幅に拡張されている。 まず、ブロック無しでリクエストを処理できるようになり、これによって「Comet」を使用することが可能になっている。Cometとは、サーバからクライアントに対してプッシュ式にデータを送信する技術であり、ブラウザへのリアルタイムのデータ送信を低負荷で実現できるとしいう点で注目されている。 また、APRを使用している環境では非同期のデータ書き出しによる巨大なファイルの送信ができるようになった。これはorg.apache.tomcat.sendfileパッケージにあるクラスによってサポートされる。 Java SE 5に依存する アノテーションなどの機能を利用するため、J2SE 5.0以上が必須となった。5.5.